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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻2号

1999年02月発行

症例

自然破裂を来した結石合併尿管瘤

著者: 野澤英雄13 中居敏明1 原啓1 三浦一陽1 石井延久1 澤村良勝2

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学第1講座 2東邦大学医学部泌尿器科学第2講座 3現 水戸赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.171 - P.173

文献概要

 48歳,男性。排便時の怒責後からの肉眼的血尿,残尿感,排尿痛を主訴に受診した。X線検査,超音波検査にて17×14mmの膀胱結石と両側尿管瘤を認めた。膀胱鏡では膀胱結石とともに,浮腫状に肥厚し大きく破裂した右側尿管瘤とこの部よりの出血を認めた。以上から結石を合併した右側尿管瘤が自然破裂し,膀胱内へ結石が移行したものと診断した。経尿道的膀胱結石破砕術のみ施行したが,術後に膀胱尿管逆流現象は認めなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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