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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻2号

1999年02月発行

文献概要

症例

膀胱上皮内癌の経過観察中にみられた膀胱平滑筋肉腫

著者: 藤井孝祐12 岩井謙仁1 吉田直正1 伊藤聡1

所属機関: 1和泉市立病院泌尿器科 2現 国立大阪病院泌尿器科

ページ範囲:P.175 - P.177

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 76歳,女性。尿細胞診異常を認め,膀胱ランダム生検を施行し膀胱上皮内癌と診断した。Bacillus Caimett-Guerin(BCG)療法を施行するも尿細胞診は陰性化しなかった。経過観察中,膀胱後三角部に大きさ約2cm,灰白色の隆起性病変を認めた。TUR-Btを施行したところ,病理組織は平滑筋肉腫であった。本人の同意が得られなかったために膀胱全摘除術を施行せず,10か月後に腫瘍死した。膀胱移行上皮癌と平滑筋肉腫の合併例は本邦3例目である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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