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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻2号

1999年02月発行

文献概要

症例

下大静脈後尿管にみられた尿管腫瘍

著者: 鎌田竜彦1 高岩正至1 中野路子1 村木修2

所属機関: 1米沢市立病院泌尿器科 2福島県立医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.179 - P.181

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 症例は70歳,男性。主訴は肉眼的血尿。尿細胞診class Ⅴで,排泄性腎孟造影にて右尿管はfishhook shapeを呈した。腹部CTでは第3腰椎のレベルで尿管と下大静脈の交差像を認め,骨盤腔内では約1.5×1.5×2cmのmassを認めた。順行性腎孟造影で,Sカーブを呈した。右下大静脈後尿管に合併した右尿管腫瘍と診断し,右腎尿管全摘出術を施行した。下部尿管に有茎性の乳頭状の腫瘍を認め,組織学的には移行上皮癌grade Ⅱであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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