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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻3号

1999年03月発行

文献概要

原著

紫色蓄尿バッグ症候群の臨床像と発生機序の検討

著者: 竹山吉博12 坂本和也1 森田肇1

所属機関: 1美唄労災病院泌尿器科 2現 市立釧路総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.233 - P.237

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 紫色蓄尿バッグ症候群(purple urine bag syndrome:以下,PUBS)とは,膀胱内にカテーテルを挿入している患者の蓄尿バッグがインジゴにより紫色に着色するものをいい,1978年にBarlowら1)により初めて報告された。しかし,その原因については不明の点が少なくない。当院のPUBS23症例においてその成因を中心に比較検討した結果,本症の発生には複数の要因が関与している可能性が示唆されたが,その中でも尿中インドールピルビン酸反応陽性菌が成因として大きく関与しているものと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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