icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻3号

1999年03月発行

症例

透析患者にみられた多嚢胞化萎縮腎の自然破裂

著者: 鈴木一実1 貫井昭徳1 黒川真輔1 村石修1 小林裕1 徳江章彦1

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.255 - P.257

文献概要

 長期透析患者に発生した多嚢胞化萎縮腎(acquired cystic disease of the kidney)(以下,ACDK)の自然破裂の1例を報告する。症例は68歳,男性。誘因なく突然の側腹部痛,血圧低下にて発症し,CTにて腎周囲血腫を認めた。血管造影検査で腎腫瘍の可能性も否定できず腎摘除術を行ったが,病理学的には悪性所見は認められず,出血の原因としてACDKの自然破裂が考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら