文献詳細
増刊号特集 泌尿器科画像診断
Ⅲ.疾患別画像診断 4.先天異常 (4)尿道
文献概要
1 はじめに
尿道下裂は外尿道口が本来の亀頭部先端ではなく,それより近位の陰茎あるいは陰嚢,会陰部に開口する先天性尿道形成不全である(図1)。
男子外陰部の異常としては頻度が高く,男子出生150〜300人に1人の割合で発生する。多くの場合は陰茎の腹側への屈曲を伴い,勃起すると屈曲はより著明となる。このため,外観上の問題だけでなく立位排尿や腟内射精,あるいは性行為そのものも不可能となる。
尿道下裂は外尿道口が本来の亀頭部先端ではなく,それより近位の陰茎あるいは陰嚢,会陰部に開口する先天性尿道形成不全である(図1)。
男子外陰部の異常としては頻度が高く,男子出生150〜300人に1人の割合で発生する。多くの場合は陰茎の腹側への屈曲を伴い,勃起すると屈曲はより著明となる。このため,外観上の問題だけでなく立位排尿や腟内射精,あるいは性行為そのものも不可能となる。
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