icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻4号

1999年03月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科画像診断 Ⅲ.疾患別画像診断 7.腎移植

腎移植

著者: 徳本直彦1 田邉一成1 東間紘1

所属機関: 1東女医大腎臓病センター泌尿器科

ページ範囲:P.289 - P.296

文献購入ページに移動
1 はじめに
 腎移植は慢性腎不全の根治的治療であり,QOLの面からも透析療法より優れている。しかし,免疫抑制剤は腎移植が生着しているあいだ生涯服用しなければならず,その維持量になるまでの数か月は拒絶反応の抑制と治療,合併症や薬剤の副作用の予防が特に大切となる。これら拒絶反応や合併症をいかに早期に発見し予防することができるかによって患者の予後が決まってしまうといっても過言ではない。よって,腎移植後の画像診断の重要性は拒絶反応や合併症を早期に的確に発見することにある。
 腎移植後の主な合併症としては,感染症,外科および泌尿器科的合併症,高血圧,高脂血症,肝障害,糖尿病,消化管出血,白内障および大腿骨頭壊死などが挙げられるが,本稿では拒絶反応,肺炎,泌尿器科合併症,血管系合併症,その他の合併症について各病態ごとの画像診断について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら