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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻4号

1999年03月発行

増刊号特集 泌尿器科画像診断

Ⅲ.疾患別画像診断 9.前立腺・精嚢疾患

前立腺癌

著者: 岡田謙一郎1 鈴木祐志1 大山伸幸1 三輪吉司1

所属機関: 1福井医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.317 - P.323

文献概要

1 はじめに
 前立腺癌は急速な高齢社会の到来と,ライフスタイル,おそらく食生活の洋式化にともない近年わが国でも著しく増加している1,2)。この急速な増え方からして,21世紀に入って間もなく,男性の主要な癌死因の1つになることが予測されている3)
 前立腺癌の診断には,前立腺特異抗原(PSA),直腸診(DRE),経直腸式超音波断層像(TRUS)が必須とされ,生検によって確定診断を得るのが通常である。実際,1990年代になってからのPSA測定の普及とTRUSガイド下での系統的生検および標的生検法の進歩はめざましく,近年の症例の増加は,これらによって比較的早期に掘り起こされる機会が増えたことにも由来する4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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