文献詳細
増刊号特集 泌尿器科画像診断
Ⅲ.疾患別画像診断 11.副腎疾患
文献概要
1 はじめに
副腎は腎周囲脂肪織内に存在する小さな臓器であるため,画像診断に際し,解剖学的位置関係をよく理解しておく必要がある。
右副腎は,右腎上極の内側前方に位置し,内側から内側前方を下大静脈,後方から内側を横隔膜脚,外側を肝右葉で取り囲まれている。左副腎は,左腎上極の内側前方に位置し,内側から内側前方に大動脈,前上方に小網嚢あるいは胃,前方から外側に膵,後方から内側に横隔膜脚が存在する。副腎の高さは腎の位置にも影響されるが,一般に左副腎のほうが低い位置にある。
副腎は腎周囲脂肪織内に存在する小さな臓器であるため,画像診断に際し,解剖学的位置関係をよく理解しておく必要がある。
右副腎は,右腎上極の内側前方に位置し,内側から内側前方を下大静脈,後方から内側を横隔膜脚,外側を肝右葉で取り囲まれている。左副腎は,左腎上極の内側前方に位置し,内側から内側前方に大動脈,前上方に小網嚢あるいは胃,前方から外側に膵,後方から内側に横隔膜脚が存在する。副腎の高さは腎の位置にも影響されるが,一般に左副腎のほうが低い位置にある。
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