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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻4号

1999年03月発行

増刊号特集 泌尿器科画像診断

Ⅴ.新しい画像診断

MR urography

著者: 廣橋伸治1 廣橋里奈1 尾野亘1 大倉享1 上田耕司1 高正隆1 武輪恵1 北野悟1 大石元1 打田日出夫1

所属機関: 1奈良県立医科大学放射線科・腫瘍放射線科

ページ範囲:P.403 - P.408

文献概要

1 はじめに
 尿路を非侵襲的に画像化することは,経静脈性造影剤を用いた排泄性尿路造影に始まり,現在では高速撮像法の発達によりCT urographyが可能となり,さらにMRI用経静脈性造影剤を用いたMR urographyも加わった。一方では,MRIのT2強調像が著しく高速化されたことにより,いわゆるhydrographyが可能となり,胆管膵管系に応用されたものはMR cholangiopancreatography,脊髄に応用されたものはMR myelographyと呼称されており,この技術を尿路に応用したものもMR urographyと呼称されている。
 2種類のMR urographyが存在する中で,本稿では,混乱を避けるために経静脈性造影剤を用いたMR urographyを造影MRU,hydrographyの技術を応用した経静脈性造影剤を用いないMR urographyを非造影MRUと定義し,両者の撮像方法と臨床応用について,われわれの経験を基に,若干の文献的考察を加えて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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