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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

セミナー 泌尿器科領域の最新の薬物療法・4

癌化学療法に伴う悪心,嘔吐に対する治療

著者: 細木茂1 宇佐美道之1

所属機関: 1大阪府立成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.311 - P.315

文献概要

 癌化学療法に伴う悪心,嘔吐は,最も患者を苦しめる副作用の1つであり,これらに対する治療は重要である。近年の悪心,嘔吐機構の解明に伴い,特異的な制吐剤の開発が活発に行われるようになった。セロトニン受容体拮抗薬は,癌化学療法に伴う悪心,嘔吐を特異的に抑制する。しかし,セロトニン以外の嘔吐刺激には対応できないため,制吐効果が完全ではなく,制吐作用を有する他の薬剤との併用治療が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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