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セミナー 泌尿器科領域の最新の薬物療法・4
文献概要
癌化学療法に伴う悪心,嘔吐は,最も患者を苦しめる副作用の1つであり,これらに対する治療は重要である。近年の悪心,嘔吐機構の解明に伴い,特異的な制吐剤の開発が活発に行われるようになった。セロトニン受容体拮抗薬は,癌化学療法に伴う悪心,嘔吐を特異的に抑制する。しかし,セロトニン以外の嘔吐刺激には対応できないため,制吐効果が完全ではなく,制吐作用を有する他の薬剤との併用治療が必要である。
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