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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

原著

前立腺肥大症の手術療法に対する自覚症状および他覚所見による評価

著者: 柳沢良三1 上條利幸1

所属機関: 1東京都立大久保病院泌尿器科

ページ範囲:P.317 - P.320

文献概要

 前立腺肥大症で手術を施行した患者35名について,術前および術後6〜12か月後にIPSS,QOL indexの自覚症状スコアと尿流測定,残尿量(率)および前立腺体積の他覚所見を測定し,各因子間の術前値間および術前後の改善度間の関連を検討した。自覚症状スコアと他覚所見との間の相関性は術前重症度,術前後改善度とも不良であり,IPSSと尿流測定の不一致例のほとんどは,IPSSが尿流測定に比べて重症度が高く,治療改善度が著しい症例であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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