文献詳細
原著
文献概要
前立腺肥大症で手術を施行した患者35名について,術前および術後6〜12か月後にIPSS,QOL indexの自覚症状スコアと尿流測定,残尿量(率)および前立腺体積の他覚所見を測定し,各因子間の術前値間および術前後の改善度間の関連を検討した。自覚症状スコアと他覚所見との間の相関性は術前重症度,術前後改善度とも不良であり,IPSSと尿流測定の不一致例のほとんどは,IPSSが尿流測定に比べて重症度が高く,治療改善度が著しい症例であった。
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