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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

症例

胃原発転移性膀胱腫瘍

著者: 佐藤三洋13 赤坂修治1 藤岡良彰1 山形健治2 秋元成太2

所属機関: 1河北総合病院泌尿器科 2日本医科大学泌尿器科 3現 日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.321 - P.323

文献概要

 50歳,女性。難治性の頻尿,残尿感にて紹介された。超音波検査にて両側水腎症および膀胱壁の全周性肥厚が,骨盤部CT,MRIにて腹水が認められた。TUR生検時には明らかな腫瘍性病変はみられず,粘膜全体は貧血様であった。一方,入院後より食思不振を訴えたため行った内視鏡検査にてBorrmann 4型胃癌が疑われ,胃生検を施行した。組織学的に両者は類似した低分化型腺癌であり,胃癌の膀胱転移と診断した。化学療法を施行したが,5か月後に死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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