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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

症例

若年性膀胱移行上皮癌の1例

著者: 湯浅譲治1 浜野公明1 西川泰世1 丸岡正幸1 長山忠雄1 今津曄2

所属機関: 1千葉県がんセンター泌尿器科 2佐原泌尿器クリニック

ページ範囲:P.328 - P.330

文献概要

 18歳,男性。主訴は排尿終末時血尿。喫煙歴あり。超音波検査,膀胱鏡検査にて膀胱腫瘍と診断し,経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した。病理組織学的診断は移行上皮癌,G1,pTaであった。術後3か月現在,再発を認めない。20歳未満の若年性膀胱移行上皮癌の主訴は血尿がほとんどであり,膀胱超音波検査および膀胱鏡が診断に有効である。治療はTUR-Btが最も多く,病理組織学的には悪性度は低いが,長期にわたる経過観察が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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