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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

文献概要

症例

尿閉を契機に発見された成人T細胞白血病ウイルス関連ミエロパチー

著者: 線崎博哉1 佐々木昌一1 坂倉毅1 中平洋子1 戸澤啓一1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.343 - P.345

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 患者は51歳,男性。数年前より排尿困難を自覚していたが,尿閉となり受診した。直腸診,前立腺超音波検査,逆行性尿道膀胱造影では,下部尿路閉塞は認めなかった。神経学的にはバビンスキー反射は陽性で,血清,髄液中に抗HTLV-I抗体を認め,成人T細胞白血病ウイルス関連ミエロパチー(human T-lymphotropic virus type I associated myelopathy:HAM)と診断された。尿閉,尿意切迫に対して自己間欠導尿と抗コリン剤で管理している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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