文献詳細
症例
文献概要
22歳,男性。1997年2月,右尿管結石に対して経尿道的尿管砕石術(TUL)を施行した後に,ダブルJカテーテルを留置した。以後,両腎結石に対して体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を計3回施行し,経過観察していた。5月,KUBにてカテーテル周囲の腎,尿管,膀胱に多発性結石を認めた。経尿道的にカテーテル抜去を試みた際にカテーテルが断裂し,尿管および膀胱内にカテーテルが遺残した。内視鏡的に結石を破砕した後,上部遺残カテーテルは経皮的に,下部遺残カテーテルは経尿道的に摘出した。
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