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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

文献概要

症例

単腎の表在性腎盂腫瘍に対してBCG腎盂内灌流療法が奏効した1例

著者: 渡部良夫1 茂田安弘1 片海七郎1 永嶌薫1 藤原恭一郎2

所属機関: 1君津中央病院泌尿器科 2大和クリニック

ページ範囲:P.359 - P.361

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 患者は52歳,男性。1982年8月28日,37歳の時に肉眼的血尿を主訴に当科を受診した。多発性の表在性膀胱腫瘍の診断で,経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した。以後は再発を繰り返し,その経過中に右腎盂に腫瘍を認めたため,1987年2月10日,右腎,尿管全摘膀胱部分切除術を施行した。1995年8月に腎出血があり,残腎の腎盂腫瘍と診断し、逆行性にBCG腎盂内灌流療法を施行した。4か月後のDIP像では,腎盂内の腫瘍は完全に消失していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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