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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻5号

1999年04月発行

症例

感染性尿膜管嚢胞を伴った尿膜管癌

著者: 安達秀樹12 内田耕介1 久末伸一1 高木良雄1

所属機関: 1函館五稜郭病院泌尿器科 2現 浦河赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.363 - P.365

文献概要

 症例は53歳,女性。下腹部痛,発熱を訴えて受診した。腹部CT,MRIで感染性尿膜管嚢胞が疑われ,腹部腫瘤にドレーンを置いた。ドレーン洗浄液と尿の細胞診がクラスⅣであったため,尿膜管癌と診断し,臍尿膜管全摘除術,膀胱部分切除術および骨盤リンパ節郭清を施行した。病理組織診は,粘液産生を伴う高分化型腺癌であった。リンパ節転移は認めなかった。術後6か月を経過した現在,再発,転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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