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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻6号

1999年05月発行

文献概要

手術手技 基本手技・5

腎尿管全摘除術

著者: 宮尾則臣1 高木誠次1 塚本泰司1

所属機関: 1札幌医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.397 - P.401

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 腎盂・尿管癌に対する標準術式である腎尿管全摘除術では,Gerota筋膜を含めた腎の摘除と尿管の摘除に加え,患側の尿管口周囲の膀胱壁と壁内尿管を確実に摘除する必要がある。腎摘除に際しては確実な血管の同定と腎血流遮断が必要である。術後の合併症の1つとして膀胱cuff切除後の膀胱壁縫合部からの尿のleakageがあるが,膀胱壁縫合に際し確実に膀胱粘膜を縫合すること,術中にleakageがなきことを確認することで防ぐことが可能である。正確な病期診断にはリンパ節郭清術も必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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