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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻6号

1999年05月発行

原著

軟性膀胱鏡を用いた尿管ステント留置術の成績

著者: 村石修1 鈴木一実1 塩路康信1 菅谷泰宏1 安士正裕1 小林実1 湯沢政行1 満純孝1 徳江章彦1

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.417 - P.420

文献概要

 尿管ステント留置が必要な33例の41尿管に対して軟性膀胱鏡を使用して尿管ステント留置を試み,うち38尿管で尿管ステント留置に成功した。また,そのうちの4例では複数回の尿管ステント交換が必要で,延べ35尿管に対する尿管ステント交換を軟性膀胱鏡で行い34尿管で成功した。軟性膀胱鏡を使用する尿管ステント留置・交換は,患者を砕石位とする必要がなく通常のX線透視装置を使用して行うことができ,また男性例では疼痛も少ない。高度尿管狭窄を有する女性例では,尿管ステント挿入用金属ガイドチューブを用いると尿管ステント留置が容易である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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