icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻6号

1999年05月発行

症例

精母細胞性セミノーマの1例

著者: 常義政1 絹川敬吾1 古川洋二1 小林達也1 森岡政明1 田中啓幹1

所属機関: 1川崎医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.423 - P.426

文献概要

 症例は73歳,男性。無痛性の右陰嚢内容腫大を主訴に受診した。触診上,超鶏卵大に腫大し圧痛は認めなかった。末梢血,血液生化学検査,血清腫瘍マーカーはすべて異常値を示さなかった。精巣腫瘍の診断で右高位精巣摘除術を施行した。病理組織学的には精母細胞性セミノーマで,免疫染色はすべて陰性であった。遠隔転移は認めずStage Iと診断した。術後1年の現在,再発・転移を認めず経過良好である。自験例は本邦報告21例目にあたり,また本学2例目の症例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら