icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻6号

1999年05月発行

文献概要

小さな工夫

超音波ガイド下恥骨上式精嚢穿刺による精嚢精管造影法

著者: 菅谷公男1 小川由英1

所属機関: 1琉球大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.459 - P.460

文献購入ページに移動
 無精子症や血精液症の症例では,精管の通過障害の有無や精嚢の炎症や腫瘍の有無を調べるために精管造影を行うことがある。通常の精管造影は陰嚢に小切開を加えて精管を露出し,精管内腔に造影剤の注入針を刺入して造影する。精管に注入された造影剤は精嚢も造影し,前立腺部尿道に流出する。しかし,切開操作が加わるため創処置が必要であり,検査内容からして比較的侵襲が大きい。
 そこで私たちは,精管や精嚢を簡単に造影するための方法として,超音波ガイド下に恥骨上から精嚢を穿刺して造影剤を注入する精嚢精管造影を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら