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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻7号

1999年06月発行

症例

レックリングハウゼン病に合併した精巣腫瘍の1例

著者: 山田徹1 後藤高広1 萩原徳康1 高橋義人1 栗山学1 出口隆1

所属機関: 1岐阜大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.541 - P.543

文献概要

 40歳,男性。レックリングハウゼン病の既往歴あり。心窩部不快感にて当院内科を受診した。全身の皮膚にコーヒー色の色素沈着を認めるほかに,左陰嚢腫大も認めた。精巣腫瘍stage Iと診断し,左高位精巣摘除術を施行した。病理はセミノーマであった。レックリングハウゼン病は神経堤由来腫瘍を多く合併すると報告されているが,本邦にて97例の癌腫合併例も報告されている。そのうち精巣腫瘍は2例であり,自験例は3例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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