icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻7号

1999年06月発行

文献概要

小さな工夫

前立腺の高温度治療およびレーザー治療におけるダブルバルーンカテーテルの有用性

著者: 山田泰之1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.547 - P.547

文献購入ページに移動
 前立腺肥大症に対する前立腺高温度治療は,低侵襲である反面,治療効果が低いとの欠点が指摘されている。高温度治療後の尿閉予防に尿道カテーテルを留置する場合が多いが,そこに尿道バルーン拡張術を併用すれば,さらに治療効果がよくなるのではないかと考えた。そこで今回,そのために使用するダブルバルーンカテーテルを作製したので紹介する。
 ダブルバルーンカテーテル(恒産商事株式会社)は,図1のごとく18Fr.3wayカテーテルのうちの2穴にバルーンを備え付けたものを作製した。それぞれに固定水を入れると’2つのバルーンを適当な大きさで隣り合わせに膨らませることができる。バルーンは球状に膨らむわけだが,実際,尿道内では,図2のように膨らんで尿道を拡張すると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら