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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻8号

1999年07月発行

文献概要

手術手技 基本手技・7

コメント

著者: 川村猛1 島博基2

所属機関: 1都立清瀬小児病院泌尿器科 2兵庫医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.584 - P.586

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 膀胱尿管逆流(VUR)の手術方式には幾多の術式があり,著者らは基本的術式としてP-L法,Cohen法,G-A法の3法を挙げているが,これらはいずれも経膀胱法すなわち膀胱開放手術であり,そのために術後尿道カテーテルのある一定期間の留置が不可避である。
 これに対して,低侵襲手術として膀胱切開のない,古来からのLich-Gregoir法の流れを踏む膀胱外法も,手技上の留意点を掴めば術後の煩瑣な管理が不要で優秀な手術成績が得られることが最近ではしばしば報告されている。著者らも最後に触れているように,膀胱内注入による逆流防止術とともに,患者のQOLの観点からは視野に入れるべき術式と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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