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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻8号

1999年07月発行

文献概要

原著

臨床病期Ⅰの非セミノーマ精巣腫瘍に対する神経温存後腹膜リンパ節郭清の成績

著者: 谷口明久12 丸山覚1 山下孝典1 間宮政喜1 坂下茂夫1

所属機関: 1帯広厚生病院泌尿器科 2現 北海道大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.599 - P.602

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 臨床病期Iの非セミノーマ精巣腫瘍患者7例に対して神経温存後腹膜リンパ節郭清術を行い,術後の射精機能および再発の有無を検討した。患者の平均年齢は30.7歳で,術後の観察期間は平均56.3か月であった。7例中6例で術後の順行性射精が観察され,2例で3人の挙児が得られた。術後1例に肺転移が出現し,化学療法後に肺切除が行われた。後腹膜再発は皆無で,全例癌なし生存であった。本術式は,治療効果と射精機能温存の面から有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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