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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻8号

1999年07月発行

文献概要

症例

副腎腫瘍と鑑別困難であった後腹膜脂肪肉腫

著者: 森義明1 青木清一1

所属機関: 1日野市立総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.603 - P.606

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 症例は57歳,男性。顕微鏡的血尿を主訴に受診した。IVPで左腎に占拠性病変を疑わせる所見があり,CTを施行し,左副腎腫瘍が疑われた。血管造影にて左副腎腫瘍と診断し,左副腎摘出術を施行した。病理組織学的には分化型の脂肪肉腫と診断され,後腹膜脂肪肉腫が副腎へ浸潤したものと考えられた。術後,補助化学療法としてCYVADIC療法を1クール施行した。経過は良好で,術後4年3か月経過した現在まで再発,転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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