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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻8号

1999年07月発行

文献概要

症例

悪性腫瘍患者のQOLの向上に漢方薬が有効であった2例

著者: 松崎敦13 松崎茂2 村木淳郎1 小林裕1 徳江章彦1

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科 2飯綱病院外科 3現 下都賀総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.607 - P.610

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 婦人科癌の治療後に発生した腸管機能異常を呈する2症例に,東洋医学の「証」に基づく漢方治療を施行したところ,速やかに症状の軽減を得た。1例では,大建中湯と人参湯の併用が有効であった。もう1例では,柴胡桂枝湯が有効であった。癌患者のQOLの向上のために漢方薬を使用する場合には,伝統的な東洋医学的所見(証)を把握することが必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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