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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻8号

1999年07月発行

症例

骨転移を初発とし,停留精巣に発生した精巣腫瘍

著者: 渋谷美智子1 清水弘文1 友政宏1 飯泉達夫1 梅田隆1 田中文彦2

所属機関: 1帝京大学医学部泌尿器科 2帝京大学医学部病理学

ページ範囲:P.611 - P.613

文献概要

 70歳,男性。腰背部痛を主訴に整形外科に入院した。脊椎MRIで第5腰椎に骨破壊像を,腹部CTで右下腹部巨大腫瘤,大動脈周囲リンパ節腫大を認めた。腫瘤の生検結果は精上皮腫であり,右陰嚢内容が欠如していたことから,停留精巣に発生した精巣腫瘍(精上皮腫,stage Ⅲc)と診断し当科に転科となった。化学療法を3コース施行した結果,縮小した原発巣に手術療法を,第5腰椎に放射線療法を行った。現在外来にて経過観察中である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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