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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻9号

1999年08月発行

文献概要

綜説

進行性精巣腫瘍の治療

著者: 野本剛史1 三木恒治1

所属機関: 1京都府立医科大学泌尿器科学

ページ範囲:P.657 - P.666

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 進行性精巣腫瘍は,CDDPの出現により約80%は完治するようになり,残りの20%の治療成績をどのように改善するかという時代になってきた。進行性精巣腫瘍は,多臓器にわたる複数の転移巣を有する症例の多いことが特徴であり,化学療法を中心に外科的療法や放射線療法などを含めた集学的治療が必要で,その治療は複雑で難しいものである。本稿では,精巣腫瘍の導入化学療法,および最近使用されている新たな救済化学療法について述べた。また,化学療法後の転移巣に対するsalvage外科療法としての後腹膜リンパ節郭清術(RPLND),放射線療法など,進行性精巣腫瘍の治療の現況と問題点について言及した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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