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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻9号

1999年08月発行

原著

細径のシース,ループ,内視鏡を用いた経尿道的切除術

著者: 森下英夫1 小池宏1 有本直樹1 原昇2

所属機関: 1長岡赤十字病院泌尿器科 2新潟大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.683 - P.685

文献概要

 従来筆者らが用いていた切除鏡システムのシース(外筒)は24Fr以上であり,挿入や操作に際して尿道の抵抗が強いことも多いため,1998年6月より18Frの細径シース,17Fr相当のループおよび9Frの内視鏡を用いて経尿道的前立腺切除術(TUR-P)および膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を施行した。TUR-Pは21例に施行し,切除片は小さく,灌流液の流入も少なかったが,尿道からの擦過出血や術後狭窄を軽減することができた。TUR-Btは7例に行ったが,筋層浸潤している膀胱腫瘍のデリケートな切除も可能で,今後有用なシステムと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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