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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻9号

1999年08月発行

原著

自動縫合器,超音波凝固切開装置を使用した根治的膀胱摘除術

著者: 川島清隆12 宮本重人1 中田誠司1 高橋溥朋1

所属機関: 1足利赤十字病院泌尿器科 2現 国立がんセンター東病院泌尿器科

ページ範囲:P.687 - P.691

文献概要

 根治的膀胱摘除術において,出血量を減らすための工夫として超音波凝固切開装置,自動縫合器を使用した。超音波凝固切開装置は55,500Hzの超音波振動による機械的エネルギーにより組織の蛋白の変性,切離を行うもので,切離と確実な止血が同時に得られ手術操作全般にわたり有用であった。自動縫合器は膀胱側方靱帯の切離に使用する。血管系の処置をあらかじめ行っておけば,全く出血を認めずに迅速に膀胱側方靱帯の切離が可能であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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