icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻9号

1999年08月発行

症例

腎癌手術時に乳癌の副腎転移が発見された重複癌

著者: 前田重孝1 仲田浄治郎1 五十嵐宏1 波多野孝史1 伊藤博之1 大石幸彦2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属柏病院泌尿器科 2東京慈恵会医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.713 - P.715

文献概要

 55歳,女性。1994年10月に,右乳癌に対し非定型乳房切断術と術後化学療法を施行した。経過観察中に施行したCT検査にて右腎に腫瘤が認められたため,1998年3月に当科に初診となった。腎血管造影で右腎腫瘍と診断し,1998年4月に根治的経腹式右腎摘除術を施行した。病理所見上,右腎は腎細胞癌,同側副腎には乳癌の転移を認めた。腎癌と同時期に乳癌の副腎転移を認めた臨床重複癌症例は極めて稀であるので,若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら