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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科53巻9号

1999年08月発行

症例

尿管ステントを留置しBCG療法を施行した膀胱および両側上部尿路上皮内癌

著者: 伊藤聡13 岩井謙仁1 玉田聡1 吉田直正2

所属機関: 1和泉市立病院泌尿器科 2大阪市立大学医学部泌尿器科 3現 大野記念病院泌尿器科

ページ範囲:P.717 - P.719

文献概要

 72歳,男性。膀胱腫瘍に対し経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した。同時に膀胱および両側上部尿路上皮内癌を診断したため,両側尿管に6Fr尿管ステントを留置して人工的に膀胱尿管逆流を誘発し,BCG療法を行った。BCG 80mgを生理食塩水80mlに溶解し週1回,計8回膀胱内に注入した。尿細胞診は5回目の注入後より陰性化した。重篤な副作用は発生せず,治療から1年4か月を経過するが腫瘍再発を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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