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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻1号

2000年01月発行

手術手技 基本手技・13

コメント

著者: 寺嶋和光1 小柳知彦2

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター泌尿器科 2北海道大学医学部腎泌尿器外科

ページ範囲:P.25 - P.27

文献概要

 尿道下裂の手術は難しく,経験豊富な泌尿器科医といえどもも100%の成功を収めることはできない。手術の合併症には尿道皮膚瘻,尿道狭窄などいろいろあるが,重大なものでは再手術が非常に難しい。このような難治例に対して,以前には"hypospadias cripple"というような差別的な言葉で呼んでいたこともある。一方では,尿道下裂を専門とする医師という意味で"hypospadiologist"という言葉もある。ことほどさようにこの手術は難しいわけであるが,幸い泌尿器科学の進歩とともに手術成績も向上してきている。この機会に,これから尿道下裂を手がけようと考えている若いドクターに私なりの助言を初めに申し上げ,次に林論文に対してのコメントを述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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