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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻1号

2000年01月発行

症例

陰茎悪性リンパ腫の1例

著者: 大木隆弘12 大橋正和1 青柳貞一郎1 早川邦弘1 石川博通1 畠亮1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院泌尿器科 2現 慶慮義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.45 - P.47

文献概要

 84歳,男性。潰瘍を伴う持続性勃起状態を主訴に来院した。陰茎は無痛性の勃起状態で,陰茎背部から亀頭部は潰瘍を形成していた。左鼠径リンパ節が径3cmに腫大していた。陰茎海綿体および左鼠径リンパ節の針生検を施行し,病理診断はmalignantlymphoma,diffuse,medium sized cell,B-cell typeであった。陰茎背部潰瘍から著しい出血を来し止血が困難となったため,陰茎全摘除術を施行したのちに化学療法(half-dose CHOP)を3クール施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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