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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻1号

2000年01月発行

症例

体外衝撃波結石破砕術後に消失した単純性腎嚢胞

著者: 和食正久1 鶴田崇1 中山剛1 水野秀紀1 三沢一道2

所属機関: 1篠ノ井総合病院泌尿器科 2北信総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.71 - P.73

文献概要

 61歳,男性。左部分サンゴ状腎結石に対し体外衝撃波結石破砕術を行ったところ,隣接する径27mmの単純性腎嚢胞が消失した。衝撃波は3回の治療で合計12,400発(スパーク放電方式)を発振し,その後約7か月で腎嚢胞が消失し,23か月後には完全排石が確認された。腎嚢胞消失の過程には,嚢胞内出血と感染が関与したと考えられ,嚢胞破裂の可能性も考えられた。重篤な合併症はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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