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セミナー 小児泌尿器科学の最近の話題・3
文献概要
停留精巣は,泌尿器科で扱う先天異常の中で最も頻度の多いもののひとつである。本疾患は,妊孕能および悪性化に関する問題を抱えているため,病態を把握するとともに手術治療の目的と結果を十分に理解しておく必要がある。手術時期についても議論されるところであり,早期手術の効果の有無について最近の知見を論じた。また非触知精巣の診断と治療について腹腔鏡の役割を中心に述べた。さらに内分泌療法と移動性精巣についても言及した。
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