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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻10号

2000年09月発行

文献概要

原著

産婦人科病院との連携による顕微授精を用いた不妊治療の経験

著者: 斎藤俊彦12 早川隆啓1 三矢英輔1 小島宗門1 早瀬喜正3 成田収4 平浩之4

所属機関: 1名古屋泌尿器科病院 2現 加曽利病院泌尿器科 3丸善ビルクリニック 4成田病院

ページ範囲:P.775 - P.778

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 産婦人科病院と連携し,無精子症20症例に精巣生検と同時に精巣精子摘出術(TESE)を行った。8症例で精子が採取された。精巣長径3cm以上,血清FSH値8.2mlU/ml以下,精管閉塞,Johnsen's score6以上で運動精子採取率が高かった。精巣生検結果,精子採取の有無や運動性などの説明から,同意を得た症例で卵細胞質内精子注入法による顕微授精を行った。生検時にTESEを行わなかった1症例を含めたJohnsen's score6以上の8症例が対象となった。可及的運動精子を使用する目的で,8症例中7症例では再TESEで得た精子を使用。妊娠まで至ったのは8症例中7症例88%と好成績であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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