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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻10号

2000年09月発行

症例

前立腺小細胞癌の1例

著者: 風間泰蔵1 中村武夫2

所属機関: 1済生会富山病院泌尿器科 2済生会高岡病院泌尿器科

ページ範囲:P.799 - P.801

文献概要

 69歳,男性。1か月来の排尿困難を自覚して当科を受診した。CTにて,前立腺右葉内の腫瘍と多発性の肝転移の所見を認め,生検にて小細胞癌の診断を得た。血中neuron-specific enolase(NSE)は,84ng/mlと高値を示した。治療としてシスプラチンとエトポシドによるPVP療法を3クール施行した。いったんは腫瘍の著明な縮小をみたが,その後再び悪化し,診断時より18か月目で死の転帰をとった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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