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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻11号

2000年10月発行

手術手技 基本手技・22

陰茎全摘除術・陰茎部分切除術・鼠径リンパ節郭清術

著者: 郷司和男1 荒川創一2

所属機関: 1大阪医科大学泌尿器科 2神戸大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.841 - P.848

文献概要

 陰茎癌に対する陰茎全摘除術・陰茎部分切除術および鼠径リンパ節郭清術について概説した。陰茎全摘除術では陰茎根部で,陰茎部分切除術では腫瘍中枢端より2cm離して陰茎海綿体を切断する。尿道を再建する際に将来狭窄をきたさないように尿道に縦切開を加え扇形に拡げ,会陰部あるいは陰茎皮膚と縫合することが重要である。鼠径リンパ節郭清術では,厚さ約1mm程度の皮下脂肪を皮膚につけるように心がけることが,術後のflap necrosisを予防するのに重要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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