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学会印象記
ミレニアムAUA(第95回米国泌尿器科学会)体験記
著者: 野々村祝夫1
所属機関: 1大阪大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.893 - P.894
文献購入ページに移動私は,1995年から毎年AUAに参加しているが,この学会はどちらかというと臨床家を対象とした学会であり,実際に臨床の場で頻回にお目にかかる前立腺癌,BPH,尿失禁などに関する臨床の演題が多くを占めるような印象がある。1995年に初めてAUAに参加したときと比べると,日本人の参加者もかなり増えてきた。今年はビデオの演題を含めて1,600題余りの一般演題のなかで,日本からの演題が100題近くみられた。日本からの演題は症例数の問題からどうしても臨床研究の演題は少なく,基礎研究の演題が多いようであるが,研究デザインをうまく工夫した臨床研究もいくつか目についた。今年は残念ながら,基礎研究部門での大きなブレイクスルーは特になかったように私個人は思う。
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