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セミナー 小児泌尿器科学の最近の話題・5
文献概要
小児の機能的排尿障害は頻尿,切迫性尿失禁,夜尿などの下部尿路症状の原因となるばかりでなく,尿路感染症や膀胱尿管逆流症など種々の尿路合併症の原因ともなりうるため,適切な評価方法によりその病態をよく理解し,病態に則した排尿管理を行うことがきわめて大切である。発育途上にある小児を対象とすることから,非侵襲的な検査を心がけるとともに,小児の発達に伴う機能的変化という側面にも配慮が必要で,長期的経過観察を怠ってはならない。
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