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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻12号

2000年11月発行

症例

陰嚢内神経線維腫の1例

著者: 中西良一1 二宮郁1 大森正志1 平石攻治1 熊谷久治郎2

所属機関: 1高松市民病院泌尿器科 2高松市民病院病理

ページ範囲:P.935 - P.937

文献概要

 67歳,男性。徐々に増大する圧痛のある右陰嚢内腫瘤を主訴に来院した。術中所見で,腫瘤は精巣・精索とは無関係であり,単純切除術を施行した。腫瘤は,壁側鞘膜より発生していた。病理組織では,神経線維腫と診断された。フォンレックリングハウゼン病に関連しない単独発症の陰嚢内神経線維腫は非常に稀であり,自験例は本邦7例目であると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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