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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻12号

2000年11月発行

症例

嫌色素細胞性腎癌の1例

著者: 国枝学1 山内薫2 井内裕満3 橋本博3 金子茂男3 八竹直3

所属機関: 1小林病院泌尿器科 2須藤病院泌尿器科 3旭川医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.947 - P.950

文献概要

 患者は64歳の女性。発熱,食欲低下のため内科を受診した。超音波検査にて右腎に腫瘤を認めたため当科に紹介となった。腹部CTで右腎にわずかに造影される腫瘤を認めたので,右腎細胞癌と診断して根治的腎摘術を施行。腫瘍割面は淡褐色で,腫瘍細胞は豊富な胞体の網状を呈し,渡銀染色,コロイド鉄染色に陽性,サイトケラチン陽性,ビメンチン陰性であった。この所見から嫌色素細胞性腎癌と診断した。4年6か月が経過したが再発の兆候は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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