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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻13号

2000年12月発行

ディベート 超音波ガイド下腎腫瘍生検術

腎腫瘍生検は果たして必要か—必要でないとする立場から

著者: 鳴海善文1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院放射線部

ページ範囲:P.1055 - P.1059

文献概要

 腎腫瘍の生検は基本的に必要でないとする立場から述べた。腎腫瘍生検の安全性,費用対効果比,腎腫瘤の質的診断における画像診断の精度,腎腫瘍生検施行の諸条件について検討した。多くの症例で造影CTで悪性腎腫瘍の診断が可能であり,侵襲性,費用対効果比の点からも画像で確診できない少数例に限定した生検が行われるべきである。生検施行の条件として,(1)安全性,確実性が画像診断で確認されること,(2)生検の結果が治療方針を決定すること,の2点が挙げられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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