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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻2号

2000年02月発行

症例

腎結腸瘻を合併した両側腎サンゴ状結石

著者: 塩路豪1 山形健治1 渡辺潤1 堀内和孝1 秋元成太1 古川清憲2

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科 2日本医科大学第1外科

ページ範囲:P.133 - P.135

文献概要

 症例は48歳,女性。全身倦怠感にて入院し,腹部X線検査にて両側の腎サンゴ状結石を認めた。左逆行性腎盂造影にて左腎結腸瘻を認めたが症状はなく,炎症所見が軽度なため,右腎サンゴ状結石の破砕を優先し,TULを2回,PNLを5回,ESWLを1回施行した。そののち,左腎摘除術と下行結腸模状切除術を施行した。術後経過は良好で,腎機能の悪化もなく,5か月後の現在,結石の再発も認めず経過観察中である。腎結腸瘻は稀な疾患であり,本邦37例目と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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