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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

症例

自然破裂を来した腎細胞癌

著者: 山田徹1 根笹信一1 藤広茂1

所属機関: 1岐阜赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.145 - P.147

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 63歳,男性。結核性胸膜炎,転移性肺腫瘍を疑い精査・加療中,右側腹部痛が出現した。右腎周囲に血腫を認め,腎腫瘍を疑い右腎摘除術を施行した。右腎細胞癌の自然破裂であった。術後,INF—αを投与したが,術後7か月に死亡した。腎自然破裂は血腫のため鑑別診断に苦慮するが,原因は悪性腫瘍が30〜35%であり,悪性腫瘍が否定できない場合は腎摘除術が施行されている。腎細胞癌の自然破裂は,本邦報告例は23例であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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