icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

症例

尿閉および左水腎症を来した子宮頸部筋腫

著者: 笹尾拓己13 久末伸一1 太田雄子2 門野雅夫2

所属機関: 1済生会小樽北生病院泌尿器科 2済生会小樽北生病院産婦人科 3現 旭川赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.165 - P.167

文献購入ページに移動
 47歳,女性。尿閉を主訴に近医にて約600ml導尿したのち,当科へ紹介となった。触診上,下腹部に小児頭大の腫瘤を触れた。DIP上,左水腎症を認めた。骨盤部CTおよびMRI矢状断では著明に腫大した子宮が膀胱頸部を後方より圧排していた。チェーン膀胱尿道造影上,尿道は左側へ偏位していた。子宮筋腫による尿閉の診断で,当院産婦人科にて腹式単純子宮摘出術を施行した。術後2日目にバルーンカテーテルを抜去し,自排尿可能となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら