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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科54巻3号

2000年03月発行

手術手技 基本手技・15

コメント

著者: 近藤厚生12 福井準之助3

所属機関: 1小牧市民病院 2名古屋大学医学部泌尿器科 3聖路加国際病院泌尿器科

ページ範囲:P.200 - P.202

文献概要

 名古屋大学グループは,約10年前から腹圧性尿失禁の術式をステーミー手術からスリング手術へ徐々に変更したが,著者も同様の軌跡を踏んでいる。その理由は,ステーミー手術に代表される針膀胱頸部挙上術の限界に気づいたからにほかならない。すなわち,針膀胱頸部挙上術は膀胱頸部が過剰移動する患者には有効であるが,頸部が閉鎖不全に陥ったタイプIII症例には無効なためである1)。著者の論文主旨は,筆者らの考えと同じであるが,以下の3点についてコメントさせていただく。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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